本ツールは、月々の生活費をもとにCO₂排出量を簡易推計するサービスです。算定の考え方と比較基準について、概要を以下にご説明します。
本ツールは「支出ベースの簡易推計方式」を採用しています。ユーザーが入力した世帯全体の月々の生活費(円)に、品目ごとのCO₂排出原単位(kg-CO₂/円)を乗じることで、生活活動に伴うCO₂排出量を推計します。入力値は世帯合計の月額を前提としており、診断結果も世帯合計ベースで表示されます。
※ 電気・ガス・灯油・ガソリンについては、実際の使用量(kWh・m³・L)への換算を経てCO₂量を算出します。
※ 本ツールの算定は簡易推計であり、実際の排出量と差異が生じる場合があります。
食費(食料品・外食・飲料を含む合計)
食品の生産・加工・流通・調理に伴う排出を推計
電気代、ガス代(都市ガス/LPガス)、灯油代、水道代
エネルギー使用量への換算を経てCO₂量を算出。電力は中部電力管内の排出係数を使用。
電車、バス、自家用車のガソリン代(EV・PHV・HVにも対応)
自家用車はガソリン消費量への換算を経てCO₂量を算出。EVは電力消費として換算。
使用している主な公的データ
・ 電力排出係数:中部電力ミライズ株式会社 2024年度調整後排出係数
・ 都市ガス排出係数:環境省 令和8年度提出用「ガス事業者別排出係数一覧」(長野都市ガス株式会社供給区域、令和7年度供給実績・2026年6月公表)
・ LPガス排出係数:環境省「算定方法及び排出係数一覧」および日本LPガス協会「LPガス単位換算表」を参考に設定
・ 灯油・ガソリン排出係数:環境省・経済産業省「温室効果ガス排出量算定・報告・公表制度 算定方法及び排出係数一覧(令和5年度実績以降用)」
・ 品目別排出原単位:環境省「排出原単位データベース」最新版を参考に設定
・ 料金単価:資源エネルギー庁等の公表データを参考に設定
※ 各係数・単価は定期的に見直しを行います。
長野市の家計消費カーボンフットプリント7,640 kg-CO₂e/人/年を基礎データとし、本診断で対象とする「食費・光熱・交通」に該当する項目を独自に抽出・再集計した参考値(5,310 kg-CO₂e/人/年)を比較基準としています。
| 世帯人数 | 月間目安値(kg-CO₂e/月) | 算出根拠 |
|---|---|---|
| 単身(1人) | 443 kg | 5,310 ÷ 12 × 1.00 |
| 2人世帯 | 775 kg | 5,310 ÷ 12 × 1.75 |
| 3人世帯 | 1,063 kg | 5,310 ÷ 12 × 2.40 |
| 4人以上世帯 | 1,285 kg | 5,310 ÷ 12 × 2.90 |
診断結果の「カテゴリ別 長野県目安値との比較」では、5,310 kg-CO₂e/人/年の内訳を下表のとおり用い、上記と同じ世帯換算係数で月間の目安値を算出しています。
| カテゴリ | 年間(kg-CO₂e/人/年) | 内訳 |
|---|---|---|
| 食費 | 1,700 | 食料・外食 |
| 光熱・水道 | 2,190 | 電気 1,340/ガス・灯油 780/水道 70 |
| 交通 | 1,420 | 自家用車 1,320/鉄道 80/バス 20 |
| 合計 | 5,310 |
※ 5,310 kg-CO₂e/人/年は、原資料の直接記載値ではなく、本ツールの対象範囲に合わせて再集計した参考値です。
※ 世帯換算係数(1.00/1.75/2.40/2.90)は本ツール独自の簡易換算係数です。
※ 本比較値はあくまで目安であり、確定値ではありません。
診断結果の排出レベルは、長野市の同世帯人数の目安値に対する割合で判定します。
| レベル | 判定基準(長野市目安値比) |
|---|---|
| 🌿 低排出 | 目安値の 70% 未満 |
| 📉 平均以下 | 目安値の 70〜90% |
| 📊 平均的 | 目安値の 90〜110% |
| 📈 平均以上 | 目安値の 110〜130% |
| ⚠️ 高排出 | 目安値の 130% 超 |
AIによる削減提案は、ユーザーの排出プロフィール(カテゴリ別推計値・世帯構成・地域)をもとに、環境省「デコ活アクションデータベース」から適切なアクションを選定し、AIが長野県の生活実態に合わせて提案文を作成します。
・削減効果の数値はデコ活アクションデータベースの参考値を引用しています。
・ユーザーの実際の行動変化による削減効果を保証するものではありません。
・AIの提案内容は毎回異なる場合があります。
①小出 瑠・小嶋 公史・南齋 規介・Michael Lettenmeier・浅川 賢司・劉 晨・村上 進亮(2021)「国内52都市における脱炭素型ライフスタイルの選択肢:カーボンフットプリントと削減効果データブック」
②Ryu Koide, Satoshi Kojima, Keisuke Nansai, Michael Lettenmeier, Kenji Asakawa, Chen Liu, Shinsuke Murakami (2021) Exploring Carbon Footprint Reduction Pathways through Urban Lifestyle Changes: A Practical Approach Applied to Japanese Cities. Environmental Research Letters. 16 084001
本データの利用によって生じた不利益については、何ら責任を負いません。また、データの分析結果及びその解釈について、何ら正当性を保証いたしません。本ツールの算定結果はあくまで簡易推計であり、実際のCO₂排出量とは異なる場合があります。