📐算定の基本的な考え方

本ツールは「支出ベースの簡易推計方式」を採用しています。ユーザーが入力した世帯全体の月々の生活費(円)に、品目ごとのCO₂排出原単位(kg-CO₂/円)を乗じることで、生活活動に伴うCO₂排出量を推計します。入力値は世帯合計の月額を前提としており、診断結果も世帯合計ベースで表示されます。

※ 電気・ガス・灯油・ガソリンについては、実際の使用量(kWh・m³・L)への換算を経てCO₂量を算出します。
※ 本ツールの算定は簡易推計であり、実際の排出量と差異が生じる場合があります。

📋入力カテゴリと対象範囲

食料品・惣菜・弁当、外食・テイクアウト、飲料

食品の生産・加工・流通・調理に伴う排出を推計

光熱・水道

電気代、ガス代(都市ガス/LPガス)、灯油代、水道代

エネルギー使用量への換算を経てCO₂量を算出。電力は中部電力管内の排出係数を使用。

交通

電車、バス、タクシー・ハイヤー、自家用車のガソリン代(EV・PHV・HVにも対応)、国内線飛行機

自家用車はガソリン消費量への換算を経てCO₂量を算出。EVは電力消費として換算。

通信・レジャー

スマートフォン・通信費、レジャー・娯楽

通信インフラの運用、余暇活動に伴う排出を推計

日用品・衣料

日用品・家事雑貨、衣服・ファッション、美容・理容

製品の製造・流通・廃棄に伴う排出を推計

排出係数・換算単価について

使用している主な公的データ

・ 電力排出係数:中部電力ミライズ株式会社 2024年度調整後排出係数
・ 都市ガス・LPガス・灯油・ガソリン排出係数:環境省・経済産業省「温室効果ガス排出量算定・報告・公表制度 算定方法及び排出係数一覧(令和5年度実績以降用)」
・ 品目別排出原単位:環境省「排出原単位データベース」最新版を参考に設定
・ 料金単価:資源エネルギー庁等の公表データを参考に設定

※ 各係数・単価は定期的に見直しを行います。詳細な係数の数値は公開しておりません。

📍比較基準(長野市データ)

長野市のカーボンフットプリントデータ(本ツール捕捉項目合計)

長野市の1人あたり年間カーボンフットプリント(全カテゴリ合計7,640 kg-CO₂e/人/年)のうち、本ツールで入力・算定する項目に対応する合計値を比較基準としています。

世帯人数月間目安値(kg-CO₂e/月)算出根拠
単身(1人)549 kg6,590 ÷ 12 × 1.00
2人世帯961 kg6,590 ÷ 12 × 1.75
3人世帯1,318 kg6,590 ÷ 12 × 2.40
4人以上世帯1,593 kg6,590 ÷ 12 × 2.90

※ 世帯換算係数は、住居・水道等の共有インフラの重複を補正した推計値です。
※ 本比較値はあくまで目安であり、確定値ではありません。

📊排出レベルの判定基準

診断結果の排出レベルは、長野市の同世帯人数の目安値に対する割合で判定します。

レベル判定基準(長野市目安値比)
🌿 低排出目安値の 70% 未満
📉 平均以下目安値の 70〜90%
📊 平均的目安値の 90〜110%
📈 平均以上目安値の 110〜130%
⚠️ 高排出目安値の 130% 超
🤖AIパーソナル削減プランについて

AIによる削減提案は、ユーザーの排出プロフィール(カテゴリ別推計値・世帯構成・地域)をもとに、環境省「デコ活アクションデータベース」から適切なアクションを選定し、AIが長野県の生活実態に合わせて提案文を生成します。

・削減効果の数値はデコ活アクションデータベースの参考値を引用しています。
・ユーザーの実際の行動変化による削減効果を保証するものではありません。
・AIの提案内容は毎回異なる場合があります。

📚比較データ出典

小出 瑠・小嶋 公史・南齋 規介・Michael Lettenmeier・浅川 賢司・劉 晨・村上 進亮(2021)「国内52都市における脱炭素型ライフスタイルの選択肢:カーボンフットプリントと削減効果データブック」

Ryu Koide, Satoshi Kojima, Keisuke Nansai, Michael Lettenmeier, Kenji Asakawa, Chen Liu, Shinsuke Murakami (2021) Exploring Carbon Footprint Reduction Pathways through Urban Lifestyle Changes: A Practical Approach Applied to Japanese Cities. Environmental Research Letters. 16 084001

留意事項

本データの利用によって生じた不利益については、何ら責任を負いません。また、データの分析結果及びその解釈について、何ら正当性を保証いたしません。本ツールの算定結果はあくまで簡易推計であり、実際のCO₂排出量とは異なる場合があります。